2020年、令和二年も宮崎神宮大祭、通称「神武さま(じんむさま)」は開催されるのでしょうか?
例祭後の土曜日、日曜日に実施される「御神幸行列・神賑行列」は中止されることが決まりました。(とても残念です。)
宮崎市民にとって神武さんは、子供の頃に憧れを持ち、華やかなお祭りとして慣れ親しんできた大きなお祭りです。
2020年の大祭日程やスケジュール、神幸行列のコースはどのようなコースになっているのでしょうか?
Contents
宮崎神宮大祭
宮崎神宮のご祭神が神日本磐余彦尊(かむやまといわれびこのみこと)であることは、皆様よくご存知かと思います。
神日本磐余彦尊は、後の神武天皇(じんむてんのう)です。
神武天皇は、日本の初代天皇ですが45歳まで日向国(現在の宮崎県)で過ごしたとされています。
日本書紀の記述に基づけば、神武天皇が即位されたのは紀元前660年・旧暦元旦。
新暦(グレゴリオ歴)の2月11日、現在の建国記念日に当たります。
このようなお方が、宮崎で生まれ育ったのかと考えるだけでゾワソワしますね。
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宮崎神宮大祭は、ご神体である神武天皇をみこしに乗せて外出されることで、民に幸せを分け与えるお祭りなのです。
確かに、御神幸行列や神賑行列を観覧していると「夢の世界」に入ったような、胸が満たされる幸福感を感じます。
子供のころ、両親に「じんむさんに出かけるよ」と言われて、飛び上がる嬉しさを感じていたのを思い出します。
自分がいる場所に行列がやって来るのを今か、今かと待ちわびていました。
女の子にとって、神武さまはもちろん、稚児行列やしゃんしゃん馬に乗った美しい着物女性の姿に強い憧れを抱くものなんです。
きっと、沿道でポカ~ンと口を開けて観ていたに違いありません。
「自分も稚児行列に参加したい」「大人になったらミスシャンシャン馬になれるのかな?」などと夢描いていたことを思い出します。
多くの子供に淡い夢を抱かせることも「民への幸せ」なのかも知れませんね。
宮崎神宮の日誌によりますと、宮崎神宮大祭の最も古い記録は1876年(明治9年)だそうです。
150年近い歴史を持つ、宮崎で暮らす人々が愛し続けるお祭りであることがわかります。
開催概要
開催日:2020年10月31日(土)12:30~16:00
開催場所:宮崎神宮(〒880-0053 宮崎県宮崎市神宮2丁目4-1)
2020年は「高千穂通り」にて神武さま広場開催
問い合わせ:0985-22-2161 (宮崎神宮御神幸祭奉賛会 )
スケジュール
2020年の開催はコロナウイルスの影響により、特別なプログラムで御神幸行列・神賑行列は行われません。
しかし、様々な思考を凝らした催しが行われますので感染対策を徹底し、各会場をご確認の上お出かけください。
交通規制についてはこちらをお読みください。
→ 宮崎神宮大祭2020【神武さま】行列通過時間や交通規制、駐車場について
↓ 以下は例年「神武さま」の見どころとなります。
御神幸行列(ごしんこうぎょうれつ)
*御獅子
かまれると病気にならないという言い伝えがあるありがたい獅子なのですが、子供頃は怖くて仕方ありませんでした。小さな子供さんは泣いてしまうことも?!
*御鳳輦(ごほうれん)
神武様が乗っておられます。
御鳳輦は、1909年に新調されています。
*女稚児
地元の女の子による稚児行列。男稚児もいますよ!!
*流鏑馬(やぶさめ)
一度は途絶えていましたが、1940年(紀元2600年)を記念して復活したのを機に行列にも加えられました。
神賑行列(しんしんぎょうれつ)
*おきよ丸
神武東征を参考に再現し、2005年に登場しました。
*太鼓
神武こども太鼓、神賑行列の締めを飾るJC太鼓の2種あります。
*宮崎まつり百景
宮崎県内各地の祭りを紹介するために開催されています。
*ミスシャンシャン馬
ミスシャンシャン馬は神賑行列の目玉とされる出し物です。
補足:写真1枚目は宮崎神宮
初代天皇・神武天皇とその父母を祀っています。社伝によると、鎮座地は神武天皇が東遷以前に宮を営んだ地とされています。 毎年10月下旬に行われる大祭は地元で「神武さま」の名で親しまれています。 pic.twitter.com/s5XXaUhCWm
— 宮崎市広報 (@MiyazakiCity_PR) 2018年12月25日
一部は「神武さま広場」に移動しています。
神武さま広場会場はマップをご覧ください。
行列コース
宮崎神宮を出発(御発輦)→ 県道44号 → 橘通り(国道10号・国道220号) → 宮崎市役所前交差点を左折 → 旭通り(県道11号)→ 瀬頭交差点を右折 → 県道341号(宮崎港宮崎停車場線)を大淀大橋方面へ → 瀬頭御旅所
復路はこの反対となります。
神武さま 見どころ
上記を読んでいただければおわかりかと思いますが、144年続いている、地元で最も愛され続けているお祭りだということ。
宮崎神宮のご神体を観ることができるのは、大きな見どころです。
御鳳輦を中心とした「御神幸行列」はしっかりとご覧いただきたいです。
御鳳輦(ごほうれん)とは、「屋根に鳳凰の飾りのある天子の車」で天皇の正式な乗り物を意味しています。
宮崎神宮大祭① pic.twitter.com/K6WbQHo4AP
— 麒麟の翼 (@usaginotsubasa) 2018年10月27日
*稚児行列
お化粧をして、衣装を身にまとった子供たちがとても可愛らしく、自然と笑みがこぼれます。
人の多さに驚くのか?、時々泣きながら参加している子供さんがいるのも見どころの一つかも知れません。
なんとも微笑ましい行列です。
*ミスシャンシャン馬
ミス・シャンシャン馬とは、花嫁を馬に乗せ鵜戸神宮(うどじんぐう)に参拝していたシャンシャン馬道中を再現したもの、黒の着物が、ぐ~っと花嫁の美しさを引き立てます。
個人的に、このミスシャンシャン馬は宮崎の代名詞のようにも感じます。
行列は、前半が御神幸行列(ごしんこうぎょうれつ)、後半が神賑行列(しんしんぎょうれつ)となりますが、ぜひ最初から最後までじっくりとご覧ください。
日本神話の中に吸い込まれていきますよ。٩( ‘ω’ )و
アクセス
宮崎神宮までのアクセスは以下の通り
・JR宮崎駅~宮崎神宮駅:約4分/日豊本線「各停佐土原行」170 円
・JR宮崎神宮駅~徒歩約6分
宮崎IC~車で約18分
宮崎神宮大祭については、こちらの記事もご参照ください。
→ 宮崎神宮大祭2020【神武さま】行列通過時間や交通規制、駐車場について
これから、まずまず過ごしやすい季節となってきますね。
一日「宮崎神宮大祭」を楽しむには、とても良い条件だと考えられます。
ご家族、お友達皆さんで、歴史ある華やかなお祭りをお楽しみください。٩( ‘ω’ )و
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宮崎神宮大祭2020【神武さま】日程、行列コース、見どころは?を最後までお読みいただき、ありがとうございました。