長崎市内には世界遺産を含む、観ておきたい観光スポットが数多く点在します。
とても素敵なところですよね。
歴史を感じ、少しでも欲張りに観光したいものです。
そこで、ざっさいに歩いて観光してわかった、時間がなくても効率良く楽しむことができる「行っておきたい長崎市内の観光コース」をご紹介させていただきたいと思います。
長崎に旅行される方は、どうぞ参考にされてください。
Contents
長崎市内(観光コース)を効率良く楽しむ方法
長崎市は三方を山に囲まれたすり鉢状の地形となっています。
このような地形では、すり鉢の底にあたる部分に住宅が存在するのが一般的なのでしょうが、長崎では山の斜面に住宅地を造成しました。
だからこそ、景色を楽しめ、夜景の美しい場所として知られているのです。
しかし、この坂を歩いて観光するのは体力を消耗してしまいますよね。
効率良く、体力温存しながら観光を楽しみたいものです。
長崎市内のホテル、また観光所には「長崎MAP」というものが設置されていますので、出かける前に一部もらっておくと便利です。
大浦天主堂
19世紀開国後、居留地の外国人のために来日した外国人宣教師によって1864年に建てられた日本に現存する最古の教会であり、国宝に指定されています。
2018年には世界遺産に登録されました。
大浦天主堂、グラバー園は開館が「8:00」なので、1日のスタートに立ち寄ると良いと思います。
周辺のお土産ショップなどは開店前ですが、2箇所の観光をしている間にオープンします。
朝一番の大浦天主堂、神聖な気持ちで観光することができました。
大浦天主堂 | |
所在地 | 〒850-0931 長崎県長崎市南山手町5−3 |
開館時間 | 8:00〜16:00(最終入館は30分前まで) |
入館料 | 大人1.000円/中高校生400円/小学生300円 |
問い合わせ先 | 095-823-2628 |
グラバー園
幕末から明治期にかけて日本の近代産業の近代化に貢献したトーマス・ブレーク・グラバーの住宅です。
日本国内に現存する最古の木造洋風建築です。
敷地も広く、景色が楽しめるグラバー園。
園内にショップやカフェもあり、ゆっくりと朝の時間を満喫することができます。
また、現在は園内にエスカレーターが設置されているため、足腰に優しくなりました。
建物内には入ることができませんが、敷地内はわんちゃん連れの方も大丈夫です。
グラバー園 | |
所在地 | 〒850-0931 長崎県長崎市南山手町8-1 |
開館時間 | 8:00〜18:00 |
入館料 | 大人620円/中高校生310円/小学生180円 |
問い合わせ先 | 095-822-8223 |
大浦天主堂、グラバー園は隣り合っているのでどちらを先に回っても大丈夫です。
その間に、グラバー通りのお土産ショップも開店するので、2箇所を見学したあとに立ち寄られると良いですよ。
孔子廟
冬に開催されるランタンフェスティバルには欠かさない名所ですね。
中国歴代博物館には、中国の貴重な文化財がぎっしりと詰められています。
過ごしやすい季節になってきました。
孔子廟で、
昼間にゆっくり過ごすのもアリ😊お昼でも提灯を飾っています!
夜の孔子廟は、とても綺麗です🌟今週土曜日の夜間もお待ちしております❗️#長崎孔子廟 #文化的な夜遊び pic.twitter.com/iWm1Tn50K6
— 孔子廟_official (@koushibyo1) April 8, 2021
夜間のライトアップも美しいので、孔子廟は夜間に訪れるのもアリです。
朝夕、どちらも観ておかれるのがおすすめです。
孔子廟 | |
所在地 | 〒850-0918 長崎県長崎市大浦町10−36 |
開館時間 | 9:30〜18:00(最終入館30分前) |
入館料 | 大人660円/高校生440円/小中学生330円 |
問い合わせ先 | 095-824-4022 |
オランダ坂
急な坂道ですが、石畳が続く道は、かつて外国人居留地だった頃の情緒たっぷりです。
ショップや歴史建物があるわけではなく、当時のオランダ人が歩いていた石畳の坂道です。
勾配が激しいため、小さな子供さんやベビーカーを押しながらの徒歩散策は注意が必要です。
また、暑さ厳しい時期には水分補給を忘れないでください。
オランダ坂を上り切ったら左折し、住宅街を抜けていきます。
↑白い車の後ろに細い路地があるので、この道を歩いて行きました。
↑このように徒歩でしか通ることができない道です。
長崎に住む人々の生活が垣間見える細い路地も、長崎観光の醍醐味だと言えます。
ぜひ、細い路地を歩いてみてください。
唐人屋敷跡
細く狭い路地を抜け、みぎに曲がると「唐人屋敷跡」に出ます。
江戸幕府は、日本人と外国人の交流を避けるため、オランダ人は出島、唐人の住居は唐人屋敷と定めていました。
唐人屋敷は館内町のほぼ全域です。
旧唐人屋敷の文化財もぜひ観光されてください。
唐人屋敷 | |
所在地 | 〒850-0905 長崎県長崎市籠町6 |
湊公園
上記、オランダ坂から細い道を抜け、左に曲がると湊公園があります。
長崎新地中華街に隣接しており、ランタンフェスティバルではメインオブジェ、大小様々なランタン装飾に彩られる場所です。
湊公園 | |
所在地 | 〒850-0842 長崎県長崎市新地町1500-1 |
新地中華街
日本三大中華街の一つ「長崎新地中華街」です。
ランタンフェスティバル期間中は、この中華街をはじめ、浜市、観光通りなど市内中心部には約1万5000個と言われる中国ランタンが飾られます。
歩いて中華街に到着する頃には、ほどよくお腹が空く時間となります。
長崎ちゃんぽん、長崎皿うどんをはじめとして、中華料理レストランが立ち並ぶ新地中華街での昼食が楽しめます。
もちろん、食べ歩きもできますのでお好みの方法でお腹を満たしてあげてください。
大浦天主堂〜新地中華街まで午前中いっぱいかけて散策されるのがおすすめですが、観光時間があまりとれないという場合、立ち寄るだけなら最短1時間〜1時間30分程度で楽しむこともできます。
ご都合に合わせて、各名所の時間設定を考えてください。
中華街からアーケードを歩いていけば、観光通りを抜け眼鏡橋なども観光できます。
中華街で昼食を楽しんで、眼鏡橋まで散策するのも良いと思います。
車で長崎入りをされた方
長崎市内観光は、徒歩や電車利用の方が回りやすいかと思います。
大浦天主堂周辺には、駐車場が多くありますので、車を駐車場に停めて徒歩や電車で観光されるのがおすすめです。
最終地点から「5系統」の電車に乗れば「大浦天主堂」まで戻ってくることが可能です。
長崎路面電車の運賃は、全線統一となっているため利用しやすいです。
電車運賃 | |
大人 | 130円 |
小児 | 70円 |
一日乗車券 | 大人500円/小児250円 |
電車で戻ってきたら
大浦天主堂~中華街の観光を徒歩で楽しみ電車で戻ってきたら、出島で下車して長崎港を観光するのもおすすめです。
出島は、鎖国時代唯一のヨーロッパに開かれた場所ですよね。(港)
出島にはショッピングセンターやショップも立ち並んでいますし、隣には水辺の森公園もありますので、小さな子供さんがいるご家族にも楽しめる場所ではないでしょうか?
出島 | |
所在地 | 〒850-0862 長崎県長崎市出島町6-1 |
開場時間 | 8:00~21:00(最終入場20:40) |
入場料 | 大人520円/高校生200円/小中学生100円 |
問い合わせ先 | 095-821-7200 |
このコースで考えるなら、大浦天主堂周辺に宿泊先を予約されると便利です!
徒歩観光での注意
繰り返しますが、長崎は坂が大変多くなっていますので注意も必要です。
どうぞ、以下を参考にされてください。
歩きやすい靴で
2~3時間を歩いて観光することになりますから、履き慣れた歩きやすい靴での観光をお勧めいたします。
旅行用に購入したおしゃれ靴や、真新しい靴で「靴ずれ」などがあれば、楽しさが半減してしまいます。
紫外線対策をしっかりと
春〜秋に観光される場合は、特に紫外線には十分ご注意ください。
坂道を歩くだけで汗がにじみ出てきます。
その上、紫外線に当たれば「疲れ」が倍以上となりますので、帽子や日傘など紫外線カットをしっかりと行った上で観光を楽しまれてください。
水分補給を忘れずに
上記に準じますが、とにかく歩くので喉も渇きます。
水分補給を忘れず、定期的に行ってください。
途中、コンビニなどもありますので購入されても良いと思います。
小さい子供さん連れの場合
小さい子供さんを連れて、この距離を移動されるのは大変かと思います。
ベビーカーを利用しにくい場所もありますので、対処法を考えて置かれてください。
ベビーカーではなく抱っこ紐の方が有効です。
大浦天主堂~中華街を徒歩で効率良く楽しむ方法 まとめ
長崎の歴史や暮らしを感じることができ、美味しい中華を味わうことができる方法(観光コース)だと思います。
もちろん、長崎市内には他にも観光名所が多く点在していますので、別途ご計画を立ててくださいね。
自分の経験をもとに、大浦天主堂~中華街までの徒歩で効率良く観光が楽しめる方法をご紹介させていただきました。
旅行の際の参考になれば幸いです。
【長崎市内観光】徒歩で効率良く楽しむ方法(大浦天主堂~新地中華街)を最後までお読みいただき、ありがとうございました。