熊本県の最南部に位置する人吉市(ひとよしし)
人吉といえば、温泉や球磨川下りでしょうか?
様々な観光名所がありますが、車、電車、バス、どのアクセス方法にもおすすめの2時間で回る人吉駅周辺の観光コースをご紹介いたします。
徒歩でまわれるのも魅力です。
Contents
人吉駅(ひとよしえき)
人吉駅を中心としたモデルコースです。
近年、SL人吉号(観光列車)の人気が上昇しており、県内外、もしくは外国からも多くの観光客が利用されます。
もし、SL人吉号で「熊本~人吉駅」往復をしますと、その間の時間が2時間30分弱といったところ。
モデルコースにはぴったりの時間なんですね。
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また、車でアクセスされる場合も人吉駅はわかりやすい場所に位置しています。
駅駐車場に車を駐車して、徒歩で観光することができます。
バス利用の方も、人吉駅には停車しますので同じコースを観光できるというわけです。
人吉駅拠点の「人吉観光2時間モデルコース」をご紹介させていただきます。
青井阿蘇神社(あおいあそじんじゃ)
所在地:868-0005 熊本県人吉市上青井町118
マップを見ていただければわかるように、人吉駅から青井阿蘇神社まで徒歩4分。
あっという間に、1200年近い歴史を持つパワースポットに到着です。
国宝である青井阿蘇神社は見どころいっぱいですので、ぜひ訪れたい観光スポットです。
詳細については、以下の記事をお読みください。
>> 青井阿蘇神社【人吉】国宝含め文化財多き神域~御朱印にご利益あり!
人吉温泉物産館
所在地:〒868-0005 熊本県人吉市上青井町120-4
青井阿蘇神社から人吉温泉物産館まで徒歩1分。
人吉土産を買いたいという方には「人吉温泉物産館」がおすすめです。
ゆったりとしたスペースでお土産選びができますし、食事処も設置されています。
昼食メニューが揃っていますので「お昼ご飯どうしよう?」と悩む必要がありません。
かけうどん単品(750円)~おひとよし御膳(1.620円)など、リーズナブル価格でのメニューとなっています。
また、有名な人吉の湯が楽しめる「足湯」も併設されています。
なんと人吉初の「足湯」です。(温泉施設がたくさんありますからね。)
泉質なナトリウム炭酸水素塩・塩化物泉(低張性 弱アルカリ性 高温泉)で、旅の疲れをと癒してくれますよ。
(オリジナルタオルが1枚100円で販売されています。)
無料駐車場が完備されているので、車でアクセスされている方は、最後に「人吉物産館」に立ち寄られるのもおすすめです。
人吉鉄道ミュージアム MOZOCAステーション868
所在地:〒868-0008 熊本県人吉市中青井町343-14
人吉物産館から徒歩5分、人吉駅へ戻るカタチとなります。
2015年、明治時代から続く肥薩線(ひさつせん)の歴史や価値を伝えるために創設されました。
肥薩線だけではなく、くま川鉄道を走る列車たちが集まる鉄道マニアには最高のロケーションです。
鉄道マニアはもちろん、小さな子供さんも楽しめる施設ですよ。
ミニトレインは実際に走行しますので、ちびっこはドキドキワクワク。٩( ‘ω’ )و
入場料:無料(これは嬉しいですよね。)
1F
・肥薩線ゾーン(ジオラマ、映像、展示あり)
・キッズスペース(プラレール、ままごと、木のプールなど)
・ミニトレイン
・水遊び場
・軽食コーナー
基本的には土日だけがオープンとなりますが、長期休みには平日もオープンしていますので、お出かけの際にはご確認頂くと良いでしょう。
2F
・4ちゃん(レイルバイク)
・ミニ図書
・学習スペース(大人も利用できます。)
屋上
・展望デッキ
人吉駅が一望できます。
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マニアの方には、絶好の撮影スポットですよ。ぜひ、ベストショットを狙ってください。
入場料は無料ですが、ミニトレイン・レイルバイクは1回200円の乗車料金が必要です。
人吉駅 転車台
所在地:〒868-0016 熊本県人吉市城本町465-3
同じ「人吉駅」の敷地内ではありますが、線路を渡らなければいけないため、徒歩5分ほどかかります。
↑こちらを渡ってください。
しかし、普段見れない線路内、線路内に停車している機関車、牽引車などを観ながら歩けるので、子供さんなどには刺激の多い経路だと考えます。
さて、「転車台とは一体なに?」と思われている方も多いのではないでしょうか?
転車台は、ターンテーブルとも言われ、蒸気機関車を方向転換するためのもので、全国的に姿を消しつつある大変貴重なものです。
鉄道用の転車台は、主に片側にしか運転台がない車両の機関車を乗せ、回転させて車両の向きを進行方向に向けるために用いられるものです。
皆さんがよく見かける転車台は、立体駐車場の入り口にある転車台ではないでしょうか?
前進で入庫した車を、出庫できるように回転盤の上でぐるりと回しますよね?
あれが「転車台」です。
現在、稼働する転車台がある駅は全国で34駅だけだそうです。
九州では、人吉駅と筑豊本線・直方駅(のおがたえき)の二箇所です。
人吉駅では、機関車が方向転換する様子を見学することができるのです。
しかも、無料!!
ただし、いつでも観れるわけではないのでご注意ください。
- 機関車庫へ入庫:12:32
- 機関車庫から少し前進:12:50
- 転車台へ:13:40
- いよいよ転車:13:45~
このようなスケジュールで行われますので、少し早めに行って休憩中の機関車や石造りの期間車庫、SL館などを見学されると良いですね。
転車ゾーンに行くと、三連アーチが魅力的な石造りの人吉機関庫があります。
レンガ造りの機関車庫は1911年(明治44年)に建築されており、現役の石造機関車庫は国内でも人吉駅のみ。
とても、とても価値のある貴重な車庫なので、入り口まで行って、ぜひ間近でご覧ください。
機関車庫横には、SL館なるものがあります。
SL人吉号やくま川鉄道の歴史などがわかりますので、時間待ちの間に立ち寄られると良いです。
大村横穴群(おおむらよこあなぐん)
転車台から徒歩6分とありますが、もう少し近かったような記憶があります。
位置としては、人吉駅の真裏と思っていただければ良いです。
村山台地南側崖面ある墓群は、古墳時代後期(約1400年前)に作られた古代のお墓で、国指定史跡となっています。
27基の横穴のうち8基の外壁には動物、武器、幾何学模様などがあり、観ていると不思議~な気持ちになる墓群です。
大村横穴群前の「城本公園」は芝が綺麗に整備してあるので、気候の良い時期には一息入れる場所にもなりますよ。
大村横穴群から人吉駅までは、徒歩1分(裏手から入ることができます。)
タイムスケジュールは?
人それぞれ観光のメインが異なりますので、時間配分は任意で決められるのが良いでしょう。
ただし「人吉駅 転車台」での転車は時間が決まっているため、外せないので転車時間をメインに時間配分、コース順を決めると良いのではないでしょうか?
自分は「SL人吉号往復」が目的でしたので、ご紹介した順番でまわりました。
参考までにタイムスケジュールを記載しておきます。
- 12:09 人吉駅着
- 12:09青井阿蘇神社
- 12:40 人吉温泉物産館
- 13:10 人吉鉄道ミュージアム MOZOCAステーション868
- 13:40 人吉駅 転車台
- 14:10 大村横穴群
- 14:25人吉駅
- 14:38 人吉駅発
だいたい30分単位ほどで移動しながら、5箇所を観光しました。
移動時間をさらに短縮するには「レンタサイクル」を利用するのもお勧めです。
人吉駅「人吉市観光案内所」「くま鉄ゲストハウスくまたび」に行きますと手続きができます。
人吉市観光案内所(楽チャリ)
営業時間:9:00~17:00
電話:0966-22-2411
料金は以下の通り
JR利用者 | 一般 | |
2時間以内 | 410円 | 510円 |
4時間以内 | 810円 | 1.020円 |
4時間超過 | 1.220円 | 1.530円 |
・JR九州所有の電動アシスト付き自転車。
・身分証明書の提出が必要です。
・楽チャリは乗り捨てできませんので、必ず人吉観光案内所へお返しください。
くま鉄ゲストハウスくまたび(レンタル自転車)
営業時間:9:30~17:00
電話:0966-23-5011
料金:一日貸し(時間制限なし)500円
レンタル自転車は、以下の場所で乗り捨てが可能です。
- 鍋屋本館
- 清流山水花
- あゆの里
- 翠嵐楼
- 人吉旅館
- 芳野旅館
- 丸恵本館
- ビジネスホテルあおやぎ
- ホテル朝陽館
・乗り捨ての場合は、+¥500が必要です。
・電動自転車なし、小人用自転車なし、チャイルドシートなし
自分も自転車移動の予定でしたが、あいにく全て貸出中であったためレンタルすることができませんでした。
意外と人気なので、利用する場合はお早めにどうぞ!!
観光費用は?
ミュージアムでは乗り物にも乗りませんでしたし、食事、お土産等も購入しなかったので、かかった費用は神社お参りの際の「初穂料」のみでした。
金額にして300円ほど?
低価格で5箇所の人吉観光がまわれる、しかも国宝や国指定史跡にも触れることができるこのモデルコースは、とてもオススメです。
人吉に行かれた際、
SL人吉号で観光列車の往復旅をされる際、
また、地元の方にもぜひ、体験いただきたい「人吉観光モデルコース」をご紹介させていただきました。
どうぞ、楽しい旅を。٩( ‘ω’ )و
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【人吉観光モデルコース】2時間でまわれる低コストなルート!!を最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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[…] → 人吉駅 転車台の詳細については、こちらをお読みください。 […]
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